µPC258,4558
使用上の注意事項
○未使用回路の処理
使用しない回路がある場合は次のように接続することをお勧めします。
未使用回路処理例
V+
V+
R
−
+
R
同相入力電圧範囲
(VICM)内の電位へ
V−
V−
備考 この例では,V+とV−の中間電位を印加しています。
○使用電源(両電源/単電源)について
オペアンプはV+−V−間に所定の電圧が印加されていれば動作します。したがって,単電源(V− = GND)でも動作
しますがGND近辺の入力,出力の動作ができませんので,同相入力電圧範囲,最大出力電圧に注意してご使用くだ
さい。
○入力端子電圧,出力端子電圧の定格について
入力端子,出力端子の電圧が絶対最大定格を越えた場合には,IC内部の寄生ダイオードが導通し,特性劣化や破損
にいたる場合があります。なお,入力端子がV−より低くなる,もしくは出力端子が電源電圧を越える可能性がある
場合には,順方向電圧の小さいダイオード(ショットキィ・ダイオードなど)でクランプ回路を設け,保護するこ
とを推奨します。
○同相入力電圧範囲について
電源電圧が電気的特性の条件と異なる場合の同相入力電圧範囲は次の範囲となります。
VICM(TYP.):V−+1〜V+−1(V)(TA = 25 ℃)
なお,設計の際には特性バラツキ,温度特性などを考慮し,余裕をもって使用してください。
○最大出力電圧について
電源電圧が電気的特性の条件と異なる場合の最大出力電圧のTYP.値は次の範囲となります。
Vom+(TYP.):V+−1(V)(TA = 25 ℃),Vom−(TYP.):V−+1(V)(TA = 25 ℃)
なお,設計の際には特性バラツキ,温度特性などを考慮し,余裕をもって使用してください。
また,出力電流が大きくなると,出力電圧範囲(Vom+−Vom−)は狭くなりますので,注意してください。
○ICの取り扱いについて
基板のソリや曲がりなどによりICに応力が加わると,圧電(ピエゾ)効果により特性が変動します。基板のソリや
曲がりに注意してください。
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データ・シート G10518JJ9V0DS00